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土居拓務会員の林業体験講座

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 平成28年10月2日、土居拓務会員(林野庁北海道開発局根釧西部森林管理署森林官)が、林業に関する講座を開きました。北海道弟子屈町の森林で行われた「森林体験教室〜木に学ぼう!木で遊ぼう!こども木育デー」(主催:てしかが自然学校)で土居会員は講師を務めました。釧路公立大学の先生や学生たちも参加しました。

 小学生10名が参加しました。8時45分に弟子屈町福祉センターに集まり、弟子屈町の国有林にバスで出発しました。国有林に着くと、森林の意義と管理について土居会員が紙芝居で子どもたちに解説しました。林業というと、木を伐って丸太にする作業と思いがちですが、他に様々なことが必要であることを子どもたちに学んでもらおうとしました。木の伐採に向かったとしても、そこまでの道に障害物があると、木を伐る作業ができないという話を紙芝居でしました。

 実際に、子どもたちは、国有林の林道で、榛(はん)の木が道の両脇から道を遮るように生い茂った林道に行き、障害物がある林道を目の当たりにしました。その障害物があると木の伐採の必要な場所までいけないということで、その林道を覆っている木の枝きりを行いました。子どもたちにはのこぎりが渡されました。互いに傷つけないようにするため背を道側に向ける、互いの感覚を大きく取るなどの注意を受けて、枝を伐りました。15分くらいすると、その林道は見違えるようにきれいになり、車も通れるようになりました。土居会員が「これで10年間はこの道が通れる」と話すと、子どもたちは大喜びでした。

 今回の土居会員の講座のストーリー作りにより、子どもたちは、林業で大切なことは、木を伐るだけでなく、森林を管理すること、そして森林を管理するための林道などのインフラを整備することの大切さも学ぶことが出来ました。

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