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京都経済短期大学岩田年浩学長のインタビュー

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京都経済短期大学岩田年浩学長
インタビュー

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 2016年10月28日、京都経済短期大学の学長をされている岩田年浩会員のインタビューを行いました。

 現在学長をなさって5年目だそうです。お話を伺っているうちに、定員割れしていた大学を今や定員を超すまでに至ったとのこと。その秘訣をお聞きしたところ、いくつかの努力をなさったようです。

 惜しげもなく、受験者数と学生を増やす方法を教えてくださいました。第1は、マスコミなどの大手の新聞に京都経済短期大学の記事を載せてもらったことです。広告ではありません。大学の様子などを15回も載せてもらったそうです。第2は、高校を退職された校長先生を教員として迎い入れたことでした。その先生が高校の知り合いの先生方に声をかけ、京都経済短期大学の素晴らしさを伝えたところ、高校生が受験してくれるようになったそうです。第3は、学長自らで高校にお話に行かれた時自校の教員の専門の具体的素晴らしさを伝えられたことだそうです。自校の各教員の得意なことを把握し、それを高校に伝えたところ、高校側が関心を持ってくれたとのことでした。第4は、京都経済短期大学のどの学生も挨拶をきちっとするため、企業からの評判も高く就職状況が良くなり、それが高校や社会に評価されたことです。第5に、少人数での教育も企業の評価が高くなり、就職も良くなった理由とのことです。

 在籍する学生の中で、親がシングルの割合が高く、学長もそうした学生たちを率先して励まし、大きな成果を出しているようです。「自分の暮しは自分で面倒を見ろ。それこそが経済の勉強の実践だ」という経済教育の理念をお持ちになり、学生たちを叱咤激励されている様子でした。逆に親に仕送りをしている学生もいるほどなんですよとおっしゃっていました。日蓮宗の関連の経営であるため、そちらからも返済不要の奨学金が給付されるとのことでした。日本の最も深刻な課題の一つを解決されている京都経済短期大学には取材しているほうも感動してしまいました。

 勢いが出てくると、短大の構成員全体がやる気を出し、良い方向に向かう好循環が発生し、ここまで至ったとのことでした。今後、学科を増やし定員を増やすそうです。少子化で大学生数が減る中、前述のような努力をなさっていれば当然のことかと思われます。