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「能動的学修(Active Learning)研究会」を開催しました。

地域研修会「能動的学修(Active Learning)研究会」を開催しました。

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 2017年5月13日(土)千葉県浦安市立明海中学校総合実習室にて経済教育学会主催の「能動的学修(Active Learning)研究会」が開催されました。井草剛会員(松山大学)の司会で進められました。
 事例報告では、まず宇佐見義尚会員(武蔵野市社会教育委員会の議長・「板垣與一記念館」館長)が「学生目線の教育論」というテーマで報告しました。大学教員は教員目線になりがちだが、大学生の立場に立った教育を行っていくべきだ。これまでこの考えを基にキャリア教育の研究を行ってきたが、今後は社会教育にもこの考え方に応用したいと話しました。
 若菜秀彦会員(千葉県立浦安高等学校校長)は「ゲストティーチャーに聞こう~学ぶ意欲を高めるために~」というテーマで話しました。前任の浦安市立明海中学校の校長時代に、ゲストティーチャーというキャリア教育の授業を開発し、中学生たちの問題発掘意識を目覚めさせたという内容でした。
 成田景堯先生(松山大学専任講師)は「専門書を読めるようになる取り組みとその成果」について、一つ一つの文や段落の解釈に追われて全体が見えなくなってしまわないよう、ロジックを理解し、それに基づいて専門書を読んでいくようにするべきだと話しました。
 竹田英司会員(松山短期大学特任准教授)は「能動的学修を取り入れた授業開発の取り組みと成果」として、松山短期大学での授業開発の工夫だけでなく、その成果も報告しました。能動的学修を取り入れた授業を受けて、短大生たちは次第に「主体的な学び」を実践できるようになり、4年生大学への編入試験合格者と就職内定者が見違えるように増えたと話しました。
 井上忠久先生(浦安市教育政策課)は「中学校における話し合い、高めあう活動・授業について」と題して、中学校現場での生徒の話し合いによる道徳の授業の実践について報告しました。学級活動等で育まれる自己開示や他者尊重に基づいて、個々がもっている本音や価値観が引き出せる意見交換が重要だと話しました。
 最後に講評として橋本勝会員(富山大学)が、担当者が引退したり転任したりした後の継続性の問題を指摘したり、平凡ではなくユニークな意見も教員は取り上げるべきだという提案を行いました。
 経済教育学会としては、初めての地域研修会でした。決まった形での全国大会や研修会だけでなく、地域に出ていっての研修会の開催は経済教育の在り方を日本全体で考えられるようになる良い機会です。今回は事務局の久井田直之会員(日本大学)も参加し、活気のある会となりました。できれば、今後も地域研修会を活発化させていきたいと思います。