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京都経済短期大学岩田年浩会員の授業

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 2016年10月28日、京都経済短期大学で、岩田年浩会員が担当者の一人である「福祉の経済学」という授業を取材させていただきました。
 中教室の授業であるにもかかわらず、岩田会員が教室の中をめぐり、常時学生に問いかけ続ける、いやツッコミ続ける、活気ある授業でした。10月末はアメリカ大統領選挙の直前ということもあり、クリントン候補とトランプ候補の政策の違いをわかり易く説明されていました。移民政策、減税、政府の権限、弱者への対応など項目ごとにコンパクトにまとめられた表を説明されました。取材しながら、良い勉強になりました。
 数年前まで日本と並んでいた中国のGDPがいまや日本の2.5倍になっている衝撃に加え、防衛費の対GDPの割合が日本は低いというお話もされました。1ドル札の解説では、イスラエルのシナイ山の絵の頂上の所に目玉がついているという新事実(?)を披露して、学生の関心を引きこみました。また、アメリカの社会保障において、オバマケアと呼ばれる政策で、アメリカが日本の健康保険制度に追随して来ようとしているというお話をされて、日本の素晴らしさを学生たちに伝えていらっしゃいました。
 授業で一貫なさっていたのは、経済学の内容を教授するとともに、だから君たちはお金を無駄にしてはならない、経済行動をしっかりしなければならないという人生での教えを欠かさなかったことです。横を向いておしゃべりしそうな学生がいると、おへそをこちらに向けて話を聞きなさい、授業料を無駄にしてはダメだとおっしゃっていたのも印象的でした。
 岩田会員の関西弁が本領発揮された授業でした。受講している学生たちが生き生きした表情で聞いていたのが印象的でした。