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浦安市立明海中学校のキャリア教育

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 2016年9月27日、若菜秀彦会員が校長を務める千葉県浦安市立明海中学校(生徒数363名)で、今年度初めての試みとして、中学1年生を対象に「ゲストティーチャーに学ぼう」という学習が行われました。この学習は、1年生で問いを創り、2年生で探究し、3年生でプレゼンテーションをするという3年間を通した「一人一研究」の一環として実施されたもので、自分が研究するテーマを探す機会にするという位置づけとともに、さまざまな職業のゲストティーチャーの皆さんとのやりとりの中で正しい職業観を身につけるという目的も持たせたものです。

 当日は、航空会社、地方公務員、証券会社、建築業、広告会社、介護、大学教授、研究者、作家など、様々な職種の20人のゲストティーチャーが、体育館と武道場に各ブースを設け、中学生は自分が希望するブース3つを20分ずつで回るというワークショップ形式で行われました。

 会場では、各自の希望に沿って各ブース1回あたり5~6人になるように振り分けられた中学生が、ゲストティーチャーの話を聴き入りながら質問するなど真剣な様子が見られました。中には将来の職業に対して具体的に希望を持っている中学生もいるようで、小学校の教師になりたい、起業をしたい、サッカーの選手になりたいなどの相談をしている姿も見られました。また、「FXとは何ですか」と尋ねて、ゲストティーチャーの度肝を抜かさせていた中学生もいました。この学習を通して、職業に対しての意識が変化したことが感想からもうかがわれます。介護については暗いニュースばかりだが介護の深いところまで知ることができた、広告業についてはしくじりが今に生きて成功しているということに感銘した、などの感想が寄せられました。



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