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竹田英司会員の独自のアクティブラーニング授業

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 松山短期大学の竹田英司会員の授業を取材しました。2016年10月6日の松山大学経営学部「経営史」の授業でした。受講者数は400名です。

 まず意外な展開から始まりました。400名いる受講生に対して、近くの3〜4人ずつのグループを作り、名前、今日の天気、大学祭について、一人1分間で話をするようにと指示がありました。アイスブレークの技法「三つ選んで自己紹介」です。学生たちは自己紹介をするとともに、天気や大学祭について話し合いました。ここでグループを作るとともに、皆が話し合いやすい状況を作りました。

 本日の授業のテーマは、3W1Hのビジネスモデルということでした。①シンプル物販モデル、②小売りモデル、③合計モデル、④消耗品モデル、⑤二次利用モデルなど8種類のビジネスモデルが記載された講義資料を学生に配りました。ただし、各モデルの項の下は白紙で、白板に次々と図示されていくビジネスモデルを学生たちが書き写さなければならない仕掛けでした。

 各ビジネスモデルの説明を竹田会員が行い、学生たちが講義資料に書き写した後、書き写した資料を基にどのような例があるか各グループで話し合うという順番になります。学生たちは、まず各自で例を考え、次に竹田会員の与えた90秒という時間の中で話し合い、グループで共有した例を導き出します。たとえば合計モデルでは、安い商品が1つあってもそれだけを買わず、1度に様々な商品を同時に買ってしまうスーパーマーケットの例を、竹田会員が挙げました。竹田会員にあてられた学生は、野球の道具を売るスポーツ店を例としました。グローブにつけるオイルだけを買うつもりが、ついついソックスや手袋も買ってしまうそうです。また二次利用モデルでは、竹田会員は、漫画雑誌に連載された漫画が、次に単行本として発行されるという例を挙げました。90秒の話し合いの結果、竹田会員にあてられた学生は、映画とDVDの関係を挙げました。映画が上映された後、DVDとなり販売されたり、貸し出されたりするからです。学生たちの発想は見事でした。

 上述の竹田会員の授業は、アクティブラーニングの技法「ピア・インストラクション」を取り入れたもので、学生たちに考えさせる、しかも複数の人と話し合って考える、というビジネスに不可欠な要素を盛り込んだ「経営学」を教えていました。

 竹田会員の話しでは、前期は同じことをアクティブラーニングの技法「ライティング・ディスカッション」を用いて書面で行ったのだがいくつかの課題が浮かび、後期は前述のような形式にしたとのこと。その改善が、画期的な授業を作り出したように思えました。