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摂南大学八木紀一郎学長のインタビュー

摂南大学八木紀一郎学長のインタビュー

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 2016年10月27日、摂南大学の学長をされている八木紀一郎会員のインタビューを行いました。
 学長には昨年秋に就任し、いまは2年目に入るところだそうです。2010年の経済学部新設に伴って摂南大学に籍を置き、いまや摂南大学をリードしている最重要なお立場になっていらっしゃいます。
 経済教育として今力を入れているのは、第1が卒業研究であり、第2がアクティブラーニングだそうです。どちらも、考える力を持つ学生の育成のためのご努力だそうです。
前者の卒業研究は卒業論文に当たります。一人の場合は12000字、二人の場合は22000字で論文を書くそうです。ゼミでは少人数を徹底させ、必修として位置付けているため、経済学を習得させることができるそうです。与えられた条件の中で、論理だてて構成する能力を養うとともに、文章力も向上させることを狙っているそうです。良い論文については、表彰制度を設けていて、学生が励みにして頑張るそうです。
 第2のアクティブラーニングについては、積極的に進められているものの、もっと進化してほしいという希望を持っていらっしゃるようです。これについては、八木先生のお話を伺った後、久保廣正経済学部長にもお話をお伺いしました。和歌山県由良町で町おこしを提言しているそうで、町役場に学生が内定するほど、地元から高く評価されているようです。また、プロ野球のオリックスバッファローズについても、試合観戦のファンに直接インタビューをして、課題などを見つけ、解決案を球団に提言しているそうです。海外でも、オーストラリアやイタリアを訪問し、現地で実施を学んでくる取り組みをされているとのことでした。単位になる仕組みにしているそうです。
 おかげで受験者数は堅調で、人気のある大学となっています。取材して分かったことは、地域経済コース、国際経済コース、観光経済コースとコースが分かれ、それに応じたアクティブラーニングが実施されているため、受験生にどのコースに行けばどのように自分を育ててもらえるかわかり易く交通整理がなされていることです。
 八木学長の持論の、バラエティに富んだ経済学の在り方を実践されている大学でした。
八木学長によれば、「学園全体の建学の精神が1922年創設の関西工学専修学校なので「理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人の育成」となっています。これを社会人のリベラルアーツ的性格もある 経済学教育のなかでどう実現するか悩み続けてきました」とのこと。学長のお立場になるとやはり悩みは尽きないようです。
 経済教育学会へのアドバイスとしては、アクティブラーニングなどの勉強会的要素のある研修会を開催してもらえれば、摂南大学の教員の方々に参加のお誘いをすることができるのではとおっしゃっていらっしゃいました。
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