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富山大学UDトーク

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 1124日(日)富山大学五福キャンパスでUDトークという催しが開催されました。UDトークとは、大学の教育の在り方について、普段話し合うことの少ない学生、教員・職員、市民が語り合う場、議論し合う場です。大学生が実行委員となり、企画・運営します。今回は通算で第3回目だそうです。学生49名、学内教職員12名、外部からの参加者4 名でした。(他大学教職員は限定5名以内で募集)

 後藤大貴実行委員長(理学部1年)の開会宣言後、富山大学副学長山口幸祐理事のあいさつ、一般市民の立場の島田勝彦氏(AtionOne)から話題提供がありました。その後、参加者は12グループに分けられ、議論する各教室に移動しました。テーマは、「1単位を10円で買える制度導入に賛成か反対か」「高卒と大卒の初任給が同額であることに賛成か反対か」「受験生の入試の負担を軽くすることに賛成か反対か」で、前述4者が混在した各グループごとにテーマと賛成・反対が割り振られました。

 賛成、反対を割り振られ戸惑いながら議論を交わした各グループでしたが、いずれも意見を集約する努力を行い最後の発表にまでいたりました。経済教育にも導入可能な、参考となる手法でした。

 

                                                               

 

 

一つのテーマのファシリテータ役を務めた久保卓也君(人間発達科学部3年)の話

 「自分は第1回目の実行委員長を務めました。今回も運営サイドとして活動出来て楽しかったです。外部者や教職員の方と意見が交せ、視点が違う同士の議論は自分たちにとって非常に役立ちました」。

 

今回のUDトークの仕掛け人である橋本会員

 「この種のイベントは、岡山大学のi*See,立命館大学等の学生FDサミットなどが有名で毎年、活発に展開されていますが、ともすれば学外からの参加者に比べ学内での参加者が少なく、教員のFD、職員のSDとは別イベントに見られがちです。この本質的な欠点を克服すべく、昨年から富山大学で開始したUDトークはFD・SDの一環として位置づけ、学内の教職員が公務として比較的多く参加しているのが特徴です。また、教育改善活動に関心のある学生の自主企画という基本性質を保ちつつ、できるだけ普通の意識の学生(しかもまだこれから在学期間を長く残している低学年の学生)が数多く参加するようにしていること、一般市民にも開放して実際に参加者がいることなども他の大学の類似イベントにはない点です。こうした点を意識してUD(University Development)という言葉を使っています。」